耐水性や吸水性に優れた機能紙や和紙製造の解説パネルなど約250点を展示する企画展「紙の機能と科学」が、愛媛県新居浜市大生院の県総合科学博物館で開かれている。25日まで。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2014年11月に「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」の無形文化遺産登録を決めたことや、四国中央市で製紙業が盛んなことなどを受け、紙の歴史や最新製品を紹介しようと博物館が自主企画した。
 会場には県の「すご技データベース(DB)」に登録されている四国中央市の企業が販売する紙の糸で織ったシャツや、大洲農業高校の生徒が大洲和紙で作ったドレスも並べられ、来場者は「本当に紙でできているの?」と感嘆の声を上げていた。