愛媛出身の著名人を招き、これまでの歩みや夢を子どもたちに語ってもらう「夢を描こう☆坂の上の雲未来塾」が18日、松山市一番町3丁目の坂の上の雲ミュージアムであり、西条市出身のテノール歌手秋川雅史さん(47)が、中予地区の小学4~6年生約50人に夢をかなえる方法などを話した。
 秋川さんは中学3年で歌手を志し、音楽大進学やイタリア留学などの夢を一つずつ実現してきたと回顧。NHK紅白歌合戦には「根拠はなかったが、出られると思っていたら出場できた」と話し、夢を大きく持つことの重要性を説いた。
 児童らは「夢カード」にサッカー選手や獣医師、科学者などと将来の夢を記入。秋川さんは、実現には人の喜びを自分の喜びと考えることや継続などが大切だと語り「不可能な夢はない」と激励、代表曲「千の風になって」も披露した。