2005年1月に12市町村が合併して誕生した愛媛県今治市の市制10周年記念式典が17日、同市別宮町1丁目の市公会堂であった。市民ら約900人が節目を祝い、さらなる発展に期待を寄せた。
 式典では、菅良二市長が海事産業や今治タオル、菊間瓦や桜井漆器などを挙げ「歴史、伝統、文化が誇れる今治を次の世代へしっかり引き継ぐため英知とエネルギーを結集してまちづくりに取り組みたい」と述べた。
 市の商工業振興や保健医療の向上に貢献したとして、今治商工会議所元会頭の小田道人司氏(83)=波止浜3丁目=と市医師会元会長の吉野俊昭氏(80)=末広町2丁目=に名誉市民の称号を贈呈。両氏は今後も今治市の発展のために力を注ぎたいとした。