認知症患者のケアについて考える公開講演会が17日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であり、県内外の医師2人が認知症の基礎知識や周囲の向き合い方を解説した。
 在宅医療に力を入れる同市の医療法人ゆうの森が主催し、市民ら約300人が参加した。在宅医の永井康徳理事長(49)は「ケアは『患者本人を知る』ことが最も重要」とし、あらかじめ希望する治療法や生活環境を家族で話し合い、選ぶことが大切だと説明。「家族は自分の子を育てる気持ちで向き合って」と力を込めた。