日本酒の「妙」造り方から 香港の10人酒蔵見学
日本酒の造り方を勉強しようと県内の酒蔵を巡っている香港の男女10人が15日、愛媛県西条市氷見の石鎚酒造を訪れ、製造工程の見学や飲み比べなどで日本酒への理解を深めた。
見学はロンドンに本部を置き、海外での日本酒の普及活動を行う「酒ソムリエ協会」が「上級ソムリエ」資格取得のための現場体験として実施。香港の料理学校の生徒ら10人が12~17日の6日間で県内五つの酒蔵を訪れる。
石鎚酒造では、生徒らが米を蒸す工程や約7000リットル入るタンクが並ぶ貯蔵庫などを見学。越智浩専務(43)の「酒造りの難しいところは毎年米の出来が違い、いかに順応できるか」との説明をメモにとり、搾りたての純米吟醸の原酒を飲んだり、もろみの香ばしさを体験したりした。