市民劇団公演練習総仕上げ 「イネと高子」・西予
愛媛県西予市ゆかりで日本初の産科女医、楠本イネ(1827~1903年)と娘高子を題材にした演劇が18日、同市宇和町卯之町3丁目の宇和文化会館で開かれる。上演する市民劇団「もんたかな」(橋本志津子座長)の団員と、オーディションに合格した市内外の小学生から60代までの出演者計33人の練習も、本番に向け最後の仕上げに入っている。
劇は「イネと高子-母と娘の物語」(大沢紘一さん脚本)で、市合併10周年行事。史実に基づいたフィクションで、幕末から明治期を舞台にイネと高子の親子愛などを描く。パートナーシップ協定を結んだ坊っちゃん劇場(東温市)から制作協力を受け、週2回の練習に取り組んできた。
13日夜は、同会館で舞台がセットされて初めての練習を実施。ステージの切り替えや役者の立ち位置、小道具の使い方など細かい点を確認していた。
18日は午前10時からと、午後2時からの2回公演。入場料は一般1500円(当日2千円)、中学生以下500円(千円)。問い合わせは宇和文化会館=電話0894(62)6111。