地元農家が指導する干し柿作り教室が13日、愛媛県西条市丹原町田野上方の田野小学校であり、5年生約20人が特産の愛宕柿の皮をむいたり天日に干したりした。
 児童は農家に教わりながらナイフやピーラーで数百個の皮をむき、約50センチのひもの両端につるして天日干しした。これから約1カ月間、時折もんで干し、出来上がれば家で食べたり高齢者に配ったりする予定。
 干し柿作りは初めてという戸田大貴君(11)は「ナイフを使うのが最初は難しかったけど、だいぶうまくなった」と得意げな表情。柿を少しかじってみた金子実咲希さん(11)は「めっちゃ渋くて味がしなかった。おいしい干し柿になるといいな」と笑顔を見せた。