愛媛県松山市の坂本校区で12日、新春恒例の第30回駅伝大会(坂本体育協会など主催)が行われ、寒空の下、地元の小中学生や大人20チームがたすきをつないだ。
 レース前には、アテネ五輪女子マラソンで5位入賞した土佐礼子さんが記念講演。松山商業高校陸上部時代や五輪の思い出話などを交えながら「目標に向かって気持ちを強く持つことが大切。成功や挫折を経験しながらどんどん成長してほしい」と激励した。
 コースは同市久谷町の坂本小学校を発着する全長13.35キロの7区間。沿道からは、地域住民も小旗を振って声援を送った。同協会の光田洋之会長(48)は「30年間、大会を通じて地域の絆も強められている」と言う。