2004年4月に5町が合併して誕生した愛媛県西予市の合併10周年記念式典が10日、同市宇和町卯之町3丁目の宇和文化会館であり、市民ら約500人が節目を祝った。
 式典では、三好幹二市長が公共下水道や市道といったインフラ整備、新市立病院の開院などを挙げ「基礎、基盤となる事業はおおむねできた。(これからも)市民が『住んでよかった』と喜ぶ市の実現のために全力で取り組む」と述べた。
 市と「同い年」となる小学4年生を対象にした作文コンクールで最優秀賞に輝いた宇和町小の三浦花菜さん(10)が作品を発表。海や川で遊んだり、ホタルを見たりしたことなどを振り返り「(次は自分の)子どもたちのために歴史や文化を守ることの大切さを伝えたい」と元気よく読み上げた。