愛媛県が生産量日本一を誇る中晩かん「せとか」の選果作業が9日、愛媛県内主力産地のJAえひめ中央(松山市)管内で始まった。主に東京の青果市場に出荷される。
 せとかは手で皮をむけ、温州ミカンのように内皮ごと食べられるのが特長。糖度が高く、濃厚な味で「かんきつの王様」とも呼ばれている。
 松山市福角町の同JA堀江選果場では、暖房を入れたハウスで栽培した約6トンを選果。作業員が果実の表面に傷がないかなどを確認した後、光センサーで糖度などを測り、等級別に箱詰めした。