商業地プラス08年以来 松山地価実感調査
県不動産鑑定士協会が8日までにまとめた愛媛県松山市内の地価動向の実感調査によると、過去半年で地価が「上がった」とする業者の割合が増え、商業地の平均変動率が前回の昨年6月調査から0.26ポイント上昇のプラス0.08となり、リーマン・ショック前の2008年6月調査以来のプラスに転じた。
調査は、不動産関連業者の「実感」から地価動向を探ろうと、同協会が半年ごとに実施。今回は昨年11月に松山市内の80社を対象に行い、49社(61.3%)が回答した。
商業地の平均変動率は地域別で、一番町・二番町・三番町周辺と市駅・花園町周辺がそれぞれプラス0.43、大街道・銀天街周辺がプラス0.40と、中心部で高い伸びを示し、全体を押し上げた。