県内飛散平年の87% 今年のスギ・ヒノキ花粉
2015年のスギ・ヒノキ花粉の愛媛県内飛散数は、過去10年(松山は9年)平均の87%、14年の56%になるとの予測を、日本花粉学会会員の檜垣義光さん(69)=今治市大西町九王=らの研究グループがまとめた。檜垣さんは「花粉症の人にとっては前年より過ごしやすくなる」と話している。
同グループによると、15年の1平方センチあたりの予測花粉数は、新居浜6860個(前年比45%)、今治4009個(64%)、松山5593個(87%)、宇和島3811個(47%)。檜垣さんは「スギやヒノキが花芽を形成した14年7月の4市の最高気温平均値が、13年より2.3度低かった」と飛散数減の要因を分析した。
飛散時期はスギが2月上旬~4月上旬ごろ、ヒノキが3月中旬~5月上旬ごろと見込まれ、花粉症の人に注意を呼び掛けている。