松山地方気象台は6日、愛媛県松山市でウメが開花したと発表した。気象台によると、開花日は平年と同じだが、昨年より17日早く、全国で最も早い開花となった。
 気象台職員が6日午前9時すぎ、同市北持田町の気象台敷地内で、標本木に5、6輪が咲いているのを確認。佐伯直之技術専門官(47)は「一足早い春の訪れとなった。徐々に咲きわたる様子を楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 6日の県内は年末年始の冷え込みから一転、南から流入した暖かく湿った空気の影響で気温が上昇。松山の最高気温が平年を3.9度上回る14.3度を記録するなど、県内15観測地点で平年を3.1~6.3度上回り3月中旬~4月下旬並みの暖かさとなった。