クラシック音楽家の登竜門とされる「全日本学生音楽コンクール」(毎日新聞社主催)のピアノ部門中学校の部で、愛媛大付属中3年の村上智則君(15)が3位に入賞した。
 コンクールは1947年に始まり、日本クラシック界を代表する演奏家を多数輩出している。ピアノ、バイオリンなど4部門あり、全国5地区で予選、本選を実施。今年はピアノ部門中学校の部に計278人が参加し、11月下旬の全国大会では13人が腕を競った。
 村上君がコンクールに出場するのは2回目。初めて出た小学6年の時は全国大会に進めず、今回こそはと再挑戦した。大阪大会本選を1位通過し、全国大会ではリストの超絶技巧練習曲から「鬼火」と「雪かき」を演奏。テクニックはもちろん、曲に込められた思いを表現するのに苦労したという。