県内業況4期ぶり悪化 14年下期・IRC調査
いよぎん地域経済研究センター(IRC)が22日発表した2014年下期(7~12月)の愛媛県内企業の業況見通し調査結果は、全産業の業況判断DI(「良い」と「悪い」の割合差)が前期(1~6月)から14ポイント低下しマイナス16となり、12年下期以来4期ぶりに悪化した。
部門別では、製造業が10ポイント低下のマイナス15。円安進行により、価格競争力が増した造船は改善したが、原材料費高騰の影響を受けた印刷や繊維品、紙・パルプ・紙加工などは悪化した。非製造業も16ポイント低下しマイナス17。個人消費の低迷が響いた小売業をはじめ、全業種で悪化した。
15年上期の見通しは、製造業が2ポイント、非製造業が5ポイントそれぞれ低下。全産業では4ポイント悪化し、マイナス20。