愛媛県内子町内子のJR内子駅前に展示しているC12形蒸気機関車(SL)の修復が終わり、22日に駅前広場でお披露目会があった。磨き上げられたSLは、辺りに積もった雪の中で威風堂々と輝いており、修復した松山市の大山正風さん(69)=内子町出身=は地元児童と一緒に喜んだ。
 内子駅前のシンボルとなっているSLは「C12-231」。1939年に製造され、東北地方や内子線で活躍した後に引退。内子小学校での展示を経て広場へ移設された。
 大山さんは、西条市で7月から公開されているC57形SL「春雷号」の整備も手掛けた。町の依頼を受けボランティアで修復。9月から作業に入り、塗装をはぎ、さび止め剤を加えて塗り直した。