愛媛県内の高校で唯一陶芸を学べる松山南高砥部分校(砥部町岩谷口)は今年、生徒が台湾の陶芸文化に触れる研修旅行を初めて実施する。女子生徒3人が15日から5日間、現地の学校での実習などを予定。生徒らは「砥部焼とは違う現地の焼き物が楽しみ」と意気込んでいる。
 研修は、砥部町や同分校同窓会、地元の陶芸家らの支援で行う。
 参加するのは、デザイン科3年加藤櫻子さん(17)、相原恵美さん(18)、冨田琴水さん(18)。陶芸のまちとして知られる台湾北部の新北市鶯歌(おうか)区を訪問する。
 台湾で唯一陶芸コースがある鶯歌高級工商職業学校の生徒と交流するほか、皿の絵付けを体験し陶芸の博物館も見学する。