子どもたちの心の成長映す 県美で水彩画展
自然との関わりを大事にした遊びや造形活動に力を入れている済生会松山乳児保育園(松山市祓川2丁目)の作品展「いのちかがやく子ども美術展」が、愛媛県松山市堀之内の県美術館で開かれている。子どもたちの自由な感性が表れた水彩画約90点が並ぶ。14日まで。
園では7年ほど前から園庭の遊具をなくし、土や水、木など自然の中で遊ぶ保育を実践。子どもたちが思うままに絵を描く時間を大切にし、そこに表れた心や育ちの状態を読み取り、保育に生かしている。
会場には、赤や青で自由に描かれた0~2歳児の絵や、遊びの様子を収めた写真が並び、年齢に応じて変化する表現がうかがえる。1色だった絵が2色になり、丸や線が加わるなど、1人の子どもの感覚的成長が分かる例も示している。