愛媛県西予市全域を対象とした四国西予ジオパークの見どころである須崎海岸(三瓶地域)と岩上田(がんじょうでん、城川地域)がこのほど、「日本の奇岩百景」に登録された。NPO法人地質情報整備活用機構(東京)が初めて全国で63カ所を選び、そのうち市内の2カ所は四国で唯一となった。
 奇岩百景は、多様な地質・地形から生まれた珍しい形や、人間の営みと関係性が深い岩石などを啓発しようと選定した。
 市によると、須崎海岸は四国西予ジオパークの目玉で、約4億年前の垂直な地層を見ることができる。岩上田は三滝川のほとりに位置。高さ約5メートルの岩のわずかなくぼみを利用し、現在でも稲作が行われている。