氏子ら手作り大しめ縄、13年ぶり新調 西条
西条まつりの祭礼のうち、太鼓台のかき比べで知られる西条市下島山の飯積神社で5日、13年ぶりに新調された大しめ縄が拝殿に取り付けられた。氏子らの手作りで、「これでいい正月を迎えられる」と笑顔をほころばせた。
大しめ縄は長さ約4.5メートル、太さは最大約50センチ。かつては毎年住民が作っていたが、2001年の拝殿改築後は取り換えておらず、古くなったしめ縄を交換することになった。
神社の行事を手伝う「飯積会」と祭礼を指揮する鬼頭が、地元住民が10月中旬に収穫したもち米のわらを使って制作した。5日は会員や鬼頭約10人が参加。大しめ縄をロープなどを使って拝殿正面の高さ約2.5メートルのところにつり上げ、「一番きれいな面を前にしよう」「もっと右じゃないか」と慎重に設置していた。