36年ぶりの年間死亡事故ゼロを達成しようと八幡浜署は30日、愛媛県八幡浜市郷のJR千丈駅前国道でドライバーに安全運転を呼び掛けた。
 署管内では昨年、交通事故で5人が亡くなるなど1979年以降、毎年死者が出ている。今年は29日までに死亡事故は発生しておらず、事故が多発する12月を前に啓発活動を行った。
 30日は署員や八幡浜交通安全協会員ら約20人が通行する車に停車を求め、「いつもより5分早めに出発して、ゆとりを持った運転を」と伝え、チラシやティッシュを配った。
 署管内の人身事故は27日現在、87件(前年比15件減)、けが人は101人(6人減)。増田友喜交通課長は「残り1カ月も気を引き締めて交通指導にあたりたい」と話した。