東日本大震災で大きな被害が出た宮城県石巻市の河南東中学校女子バスケットボール部を招いたスポーツ交流大会が29、30の両日、愛媛県松山市平井町の小野中で開かれ、愛媛県内7校の生徒と試合を通じて親交を深めた。
 被災地支援を目的に、小野地区の有志でつくる「ONOスポーツクラブ」が2011年から毎年開催。県の「えひめ愛顔(えがお)の助け合い基金」を活用し、河南東中と交流を続けてきた。
 河南東中顧問の遠藤祐美子教諭(43)によると、現地では今も他校の校舎や体育館で授業や部活動を行う学校もある。キャプテンの2年高橋舞海さん(14)は「愛媛の人たちが自分たちのために交流の場をつくってくれたことを地元に伝えたい」と感謝した。