県内で暮らす外国人が日本語で自由にスピーチする弁論大会が30日、愛媛県松山市湊町5丁目のいよてつ高島屋であり、7カ国出身の15人が日ごろ感じている思いを滑らかな美しい日本語で発表した。
 松山湯築ライオンズクラブ(川野友義会長)主催。7~39歳の出場者は、約5分間の持ち時間内で身ぶり手ぶりを交えて、日本人との関わりや自分が成長した体験などを表情豊かに話した。
 インドネシア出身の桑原小4年、ライハナッルジャナハ・アリファさん(10)は「漢字を習うと本が読めたり、お父さんやお母さんのお手伝いができたりする」と笑顔で語り、校外学習で施設を訪問した際に耳の不自由な人から習ったという手話も披露。「日本の学校で自分で考え行動する力がついた。来年インドネシアに帰るけれど、一生忘れません」と力強く語った。