文部科学省は２９日、小５と中２の全員を対象に４～７月に実施した２０１４年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査（全国体力テスト）の結果を公表した。愛媛は小学５年、中学２年とも実技８種目の合計点が全国平均を下回り、中学男女は調査開始後６回連続で平均に届かなかった。
　県教育委員会によると、合計点は小５男子が５３．４９、女子が５４．９５、中２男子が４０．８２、女子が４７．９４。全国平均を０．０６～０．９２下回った。小５女子を除き前年度からも下降。ただ過去５年間の推移では、小５男子を除き、やや上昇傾向がみられた。
　種目別では、反復横跳びと２０メートルシャトルランが前年度に続き小中学生とも平均超え。中学のみ行う持久走も男女とも５秒以上速かった。一方、握力や上体起こし、長座体前屈、立ち幅跳び、ボール投げは小中学生とも平均以下だった。