今年はきょうだいでいらっしゃい―。2006年から毎年、国の特別天然記念物コウノトリが飛来している愛媛県西予市に、今年も2羽が訪れている。17日午後に地元住民が見つけて10日余り。餌を探し、羽を休めるなど優雅な姿を見せている。
 市環境衛生課によると、2羽は兵庫県豊岡市で同じ両親から生まれた「姉」と「弟」。足環(あしわ)の識別番号から、6歳の雌と5歳の雄とみられる。雌は08年以降、毎年西予市で確認されており、雄は09年と12年に雌と一緒に飛来している。