県内大学生内定率51% 10月末時点
愛媛労働局が28日発表した来年3月卒業予定の県内大学生の就職内定率(10月末時点)は前年同期比7.1ポイント減の51.0%だった。売り手市場にもかかわらず、内定率が昨年を下回った要因について、労働局は「就職活動にじっくりと臨んだり、開始時期が遅かったりする学生が多いようだ。内定率は今後上昇するとみられ、厳しい状況にはない」としている。
大学生の就職希望者は11.8%増の3068人。求人数は14.8%増の4万4555人。求人倍率は0.38ポイント増の14.52倍で、このうち県内は0.20ポイント増の1.42倍だった。
一方、高校生の内定率は7.2ポイント増の80.4%で、過去10年で最高となった。就職希望者は2.1%減の2388人に対し、求人数は40.9%増の2万2119人。求人倍率は2.82ポイント増の9.26倍で、県内は0.40ポイント増の1.56倍。