晩秋の境内彩る紅葉 西条・西山興隆寺
紅葉の名所として知られる愛媛県西条市丹原町古田の西山興隆寺で、参道沿いの数百本のカエデやイチョウなどが赤や黄に色づき、県内外から訪れた多くの人を魅了している。見頃は12月上旬までとなりそう。
寺によると、紅葉の見頃は例年11月中~下旬だが、今年は色づきがやや早い。現在は標高約300メートルにある本堂(国指定重要文化財)や三重塔(県指定有形文化財)の周辺が見頃で、荒井浩忍住職(63)は「これから色づいてくる木もある」と話す。
27日は大勢の参拝客や写真愛好家らが「きれい」「階段を上ってきたかいがあったね」などと談笑しながら境内を散策。客殿庫裏で名物のピーナツ豆腐や芋炊きなどを味わいながら一休みする家族連れもいた。