危険ドラッグに関する正しい知識を身に付けてもらおうと、四国厚生支局は27日、愛媛県松山市北条の聖カタリナ大で乱用防止対策教室を開き、学生ら約350人が現職の麻薬取締官の講演を通じ、薬物の恐ろしさを学んだ。
 支局取締部の広中征治専門官が、危険ドラッグの販売される形状や成分などを実際の写真を交えて解説した。
 広中専門官は香川県で危険ドラッグを吸引した男の車に衝突され、女児が亡くなった事件を取り上げ「都会だけではなく身近な問題としてとらえてほしい」と強調。「幸せを破壊する薬物には絶対に手を出さないでほしい」と呼び掛けた。