愛媛県東温市は２６日、狩場浄水場（同市河之内）の配水池の点検口と排水升のステンレス製ふた２枚が盗まれたと発表した。松山南署が窃盗容疑事件として捜査している。市は安全性を考慮し、狩場地区４５戸に水道水を飲用しないよう知らせた。
　市によると、盗まれたふたは１．１メートル四方（約２０キロ）と０．７メートル四方（約１０キロ）。２６日午前１１時ごろ、巡回中の市臨時職員が浄水場出入り口の南京錠と、チェーンを巻き付け南京錠で施錠していたふたがなくなっているのを見つけた。２５日午後３時ごろの巡回では異常なかった。点検口に同型のふたを設置した。
　市は、安全のため配水する狩場地区に飲用を控えるよう防災行政無線などで連絡。職員が各戸に飲用水１２リットルを配った。風呂やトイレなどには使用できる。