大規模災害時などの緊急車両の迅速な通行ルート確保に備え国土交通省松山河川国道事務所は26日、愛媛県東温市河之内の国道11号桜三里で放置車両を撤去する訓練を行い、松山南署や日本自動車連盟など関係8機関の計約50人が対応を確認した。
 14日の災害対策基本法改正で、災害や大雪の際、道路などに放置された車両の強制撤去が可能になったことを受け、四国で初めて実施した。
 大雪で走行不能になったトレーラーなど3台が通行を妨げていると想定。トレーラーをけん引車両で移動させ、施錠したまま運転手がいない乗用車も国交省パトロールカーや人力で引っ張り、通行路を確保した。