絹地に色とりどりの絹糸で模様を手縫いした日本刺しゅうの作品展が26日、愛媛県松山市堀之内の県美術館南館で始まった。30日まで。
 愛媛新聞カルチャースクールでも教室を開く松山市の愛好家グループ「日本刺しゅう工房」(西谷清子、白石喜恵主宰)が2年半ぶりに開催。工房会員や教室の生徒ら12人が約90点を出品している。
 会場には手まりやキクなどの柄を施したミニ着物、息子のために作ったという勇ましい竜を描いた竹刀袋、刺しゅうした布で照明カバーを覆いシルエットを楽しむ作品などが並ぶ。一針一針に心のこもった作品を来場者は顔を近づけ眺めていた。