愛媛県八幡浜市出身で江戸時代後期に蘭方(らんぽう)医として活躍した二宮敬作(1804~62年)のゆかりの地を巡るウオーク大会が22日あり、県内の11~79歳の男女71人が敬作に思いをはせながら出生地の同市保内町磯崎から、開院した西予市宇和町卯之町までの約31キロを歩いた。
 敬作は15歳で長崎に渡り蘭語や蘭方を学び、シーボルトに師事。シーボルトの娘で日本初の産科女医となる楠本イネを育てた。大会は八幡浜市国際交流協会が2002年から実施し今年で13回目。