山里の夕日と暮らしに焦点 宇和島で写真展
山里に沈む夕日をテーマにした写真展が30日まで、愛媛県宇和島市津島町御内の福田百貨店で開かれている。全国の美しい夕日と人々の暮らしを写し出した94作品が、来場者の目を楽しませている。
山あいにある御槙(みまき)地区の夕日の素晴らしさを発信し、集落ににぎわいを創出しようと2012年から実行委員会が開催。今回は21都道県の47人から応募があった。うち、御槙地区からは10作品が集まった。
昔の暮らしをしのばせる火鉢や古時計、糸車などが並ぶ古民家に展示。最優秀を受賞した愛南町の中川八千代さんの作品は、赤く照らされた水田の向こうに野焼きの煙が立ち上る風景を切り取っている。訪れた女性は「各地のきれいな風景に癒やされる」と見入っていた。