20日の愛媛県内は高気圧に覆われてよく晴れ、放射冷却の影響で未明から早朝にかけて気温が低下。午後4時までの最低気温は久万で氷点下0.8度、宇和で1.2度を記録し、県内全域で11月下旬から12月下旬並みに冷え込んだ。
西日本最高峰の石鎚山(1982メートル)では20日、樹木の枝などに空気中の水分が凍り付く霧氷が1800メートル付近から見られ、山頂付近は幻想的な風景が広がった。
天狗岳の日の当たらない北側は純白で、南側は霧氷が解けて緑が広がる見事なツートンカラー。高知県香美市から娘と登った60代の主婦は「秋の紅葉もきれいだけど、今日はさらにきれい。天気もいいし、最高やね」と笑顔だった。