愛媛大の地球深部ダイナミクス研究センター(愛媛県松山市文京町、GRC)の大内智博講師(39)らの研究チームは28日、深さ50~300キロで発生する稍(やや)深発地震の原因が、プレート内部の岩石の部分的溶融であることを実験で明らかにした研究成果を、28日付の英科学誌ネイチャージオサイエンス電子版に発表した。大内講師は「実験の積み重ねで経験的でなく科学的見地での地震予知につなげていくことができるのではないか」としている。