愛媛県市長会の春期会議が25日、宇和島市丸之内3丁目のサブライムホールであり、子育て支援や交通ネットワーク整備など、四国市長会や県、国に提出する11項目の要望を決めた。任期満了に伴う役員改選では、新会長に八幡浜市の大城一郎市長を選んだ。任期は5月1日から2年間。
 松山市の野志克仁市長は、保育士の処遇改善について言及。「保育施設の増加で保育士確保は喫緊の課題」とし、長く働き続けられるよう、恒久的な財源確保と処遇の改善を求めた。
 新居浜市の石川勝行市長は、公共交通網の維持確保に向けた財政支援強化を要求。「バス交通空白地域では、国の補助金を活用しデマンド型乗り合いタクシーを運行しているが、2016年度から補助金は減少傾向」とし、予算増額と市への支援拡充を求めた。
 ほかの要望項目には、高額な新薬の価格設定見直しや対象保険者への財政支援(伊予市)、四国新幹線導入促進への調査実施(大洲市)などがあった。四国市長会は5月16日に高松市である。