踏切事故防止キャンペーン(1~10日)に合わせ、JR四国は5日、愛媛県松山市南江戸1丁目の松山運転所構内で、踏切内に自動車が閉じ込められたと想定した訓練を実施し、ドライバーらが緊急時の対処法を学んだ。
 四国運輸局や県警、同市交通安全母の会などから約60人が参加した。ドライバーは踏切を通行中に下りた遮断機のポールを車で押して走行する脱出方法を確認。踏切内で車が動かなくなった場合などに備え、列車運転士に緊急停止を促す非常ボタンの作動や発煙筒の着火も体験した。
 松山市石手3丁目、主婦宮内芳江さん(39)は「遮断機を押して運転する機会はないので、やってよかった。無理な運転はしないようにしたい」と話していた。